
看護師が働きやすい福利厚生
看護師として気持ち良く、そして長く働くためには、福利厚生が充実した職場を選ぶ事が大切です。女性としてライフステージが進むほど福利厚生の重要性が高まっていくからです。実際に看護師の職場で実施されている福利厚生の中で注目のサービスを紹介します。
子育てをするなら「院内保育」
将来的に結婚をして家庭を持ち、子育てもしてみたいという希望がある方は「子育て支援」に力を入れている職場を選ぶようにしましょう。産前・産後休暇手当や育児休業制度などの福利厚生が充実している職場が多いからです。特に注目したい福利厚生が「院内保育」です。病院などの医療施設の中に「保育所」があれば、子育てをしながら仕事を続ける事ができます。24時間営業の保育所が職場にあれば、夜勤も含めてフルタイムで働く事ができます。仮に給与が少し安い職場でも、継続して看護師のキャリアを積む事ができ、安定した収入を得る事ができる職場ですので、選ぶメリットが大きいでしょう。
チームワークがよい職場
また院内保育がある職場には、仕事と子育てを両立している先輩看護師がたくさんいます。子育てをしながら看護師として働く事に対する職場の理解が深く、子育てに対する悩みを相談する相手も周囲にたくさんいる事になります。人間関係で苦労をする事が多い看護師の仕事ですが、子育てという共通点があるため、院内保育がある職場の人間関係は良好だといわれています。仮に自分は独身のまま仕事を続けたとしても、人間関係に恵まれた環境で仕事ができるメリットは大きいです。またスタッフの入れ替わりが少ないため、新人教育を毎年のようにする煩わしさもなく、急に仕事の負担が増えるような事態も避けられそうです。
独身時代は「看護師寮」
看護師になるのを機に一人暮らしを始める看護師は、「看護師寮」の有無に注目してみましょう。看護師寮と聞くと、「プライバシーがない」「築年数が経った木造アパート」などをイメージするかもしれません。しかし最近はオートロックタイプのマンションの一室や、豪華な部屋が用意されているケースもあり、プライバシーも十分に確保されています。特に都心部の病院で働く事になると家賃が高くなり、給料の半分が家賃で消えてしまうほど家計を圧迫しがちです。看護師寮があれば余計な出費をしなくて済みます。特に地方から東京の病院などに上京して働く看護師のみなさんは、福利厚生の中でも看護師寮の存在に注目してみましょう。
その他の個性的な福利厚生
実際に医療施設で採用されている、ちょっと個性的な福利厚生を紹介します。まず社員旅行で毎年のように海外に行く医療施設があります。またボーリング大会やマラソン大会などを通じて交流会を開催している医療施設や、「海外留学」ができるという福利厚生を実施している医療施設もあります。全国の様々な「保養施設」を使用できる権利や、職場で格安で受診をできる「医療費補てん制度」を実施している医療施設もあります。「院内保育」や「看護師寮」ほどの重要度はないですが、「あったら嬉しい」福利厚生が多いです。じわじわと看護師生活を楽しく明るくしてくれるはずです。